書き目
黒目を枠をとり薄めの墨で書きます。さらに中心の瞳を濃い墨で書きます。墨書きのため、あとからの修正はできません。非常に高度な技ですが、やわらかく穏やかな表情を表現できます。
ほとんどのひな人形はガラスの目を使います。ガラスの目のひな人形もやさしい表情が出ますが、部品としてのガラスの目では画一的で個性が出ません。作者がその人形のお顔や身体に一番似合う目を納得のいくまで追求し、熱い思いを込め墨書きで表現するのです。
種類によっては下の写真のように、より人の目に近い茶目で仕上げている作品もございます。
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下の写真はガラスの一般的な目の例です。
写真では違いが分かりにくいですが、書き目には独特の味わいがございます。ぜひご来店の上、一度実物を比較しながらご覧いただければと思います。