品選びのポイント

お子様の初節句の御祝いのひな人形選びに何を基準に選んだらよいのか苦労されている方も多いと見受けます。やはり一番のポイントは「長く飾れること」ではないでしょうか。初節句で贈られるひな人形は、本来お子様にとって一生を共にするものです。そこで「長く飾れること」を大前提にいくつかポイントになると思われる事柄をまとめてみました。

ポイント1:予算を決め、スペースに合う飾り方を決める。

予算が漠然としていると漫然と見がちです。また店で見るのと実際に家で見るのでは大きさの感覚がかなり違います。飾る場所の寸法を測って行きましょう。
最近は親王飾りが非常に充実してきていますのでスペースや収納に不安のある方や、スペースはあっても毎年飾り付けをする自信のない方は、よりコンパクトな飾り方が適していると言えるでしょう。

ポイント2:何軒かお店を見て説明を聞く

3~4軒はお店を見て説明を聞きましょう。色々な角度から総合的な判断をするために必要です。お店によって特色の違いもあり、当然扱う商品も違いますからじっくりと説明を聞きましょう。アフターサービスも聞いておきましょう。
チラシやカタログ、あるいはインターネットだけではセット全体の雰囲気や価格は分かりますが、お顔の表情や衣裳の仕立てなどの価格の違いとなるところの詳細な情報が得られません。必ず足を運んで実物を実際にみて説明を聞きましょう。分からないことは納得ができるまで質問しましょう。

ポイント3:冷静な判断で決定

道具などの付属品、サービス品、割引率など人形本体以外の事柄に惑わされず、冷静な判断で決定しましょう。
屏風や台などの道具類は、主役であるひな人形を一層引き立てるためにあるものです。人形が決まったらそれにふさわしい道具を選べばよいのです(人形と道具がセットになっている場合でも人形を中心に見ましょう)。あえて屏風を置かずに余白の美を楽しむ逸品飾りもおすすめです。
一般に人形には定価はなくオープン価格ですから、割引率は当然当てになりません。(一見定価があるように見えてもカタログに印刷されている表示価格は大幅割引が可能な価格設定になっていることが多いです)。サービス品も値段に含まれています。人形を求めるのですから、そういった事柄に惑わされることなく、人形の「値打ち」を冷静に判断して下さい。 金額に見合った値打ちがあるかどうかを判断するのはお客様自身ですから。