三枚重ね据文金物
この写真は兜の左(向かって右側)のクローズアップです。
節句用として販売されている多くの鎧兜が、本来小縁(こべり)となっていなければならない部分が金属の覆輪(ふくりん)仕上げとなっています。
力石作品は時代考証に忠実に、すべての作品が写真のような赤い染め韋できれいな小縁(こべり)仕上げとしております。
また吹返し(兜の両側左右に付いている部分)の飾り金物も全体に覆わず隅に上品に据えています。写真の菊座金物は吹返しの反りと同じアールが付いていますので隙間がないところにもご注目下さい。
写真右下金属の形状にご注目下さい。お子様が仮にさわっても怪我をしないように丸みをつけています。作者のお節句に対する思い・こだわりの一つです。