人形処橋本屋の節句人形

  お節句の意味 人形処橋本屋のひな人形は? 人形処橋本屋の五月人形は?  

お節句の意味を尊重して、以下の4つの条件にあてはまる作品をお取り扱いしています。


大きすぎないこと


流行に左右されないこと


しっかりしていること


お守りの意味があること


昨今、ネットや量販店では豪華な装飾のセットを多く見かけるようになりました。これは節句人形を普段見慣れていない方に、専門の店員が居なくてもお客様だけの判断でご購入いただけるようにインパクト重視、可愛らしさ重視、SNS映え重視でセッティングされたものです。
我が子のお節句の人形に本当にふさわしいかどうか、いったん距離をおいてご検討いただくことをお勧めします。お子様は毎年成長します。本来一生涯飾るものですが、少なくとも10年後、20年後にはたして飾っているだろうかという観点も重要です。
人形処橋本屋では、末永くお飾りいただける品揃え、飾り方でご紹介しております。ご質問ご相談にはプロとして間違いのないアドバイスをさせていただいております。ご購入後も末永くご愛好いただく為のアフターフォローを心がけております。

衣裳着ひな人形につきましては、磊楽人形工房の作品を中心にご紹介しております。同一工房内で製作するため、お顔と衣裳そして指先のしぐさに至るまで自然なバランスと造形の表現が可能となっております。詳しくは技術解説のページをご覧ください。親王飾りが主流となっている昨今ですが、さらにコンパクトさをお求めになるお客様に対応して超コンパクトな逸品飾りも充実してまいりました。表情や造形のバランス、品質を落とすことなく小型化に成功しております。

木目込人形につきましては、伝統工芸士 石川潤平、伝統工芸士 石川佳正作木目込みひな人形を中心にご紹介しております。木目込み人形ならではの造形と仕草、卓越の筆仕事が生み出す優しい表情は他に類をみない素晴らしさでございます。三代目石川潤平(石川泰大)さんの作品も充実してまいりました。

以下、人形処橋本屋のひな人形に対するこだわりです

ひな人形はいつまで飾るものでしょうか?

最低でも一生と考えています。
子供さんが幼いうちだけ、あるいは結婚するまで、とお考えの方が多いように見受けます。しかし祖父母や親から贈られたひな人形は一生お飾りいただくものです。将来嫁ぎ先においても我が娘や孫娘のひな人形と一緒に二代飾り三代飾りしてもよいのです。また娘や孫娘には両親や祖父母に対する感謝と尊敬の念を抱きながらいつまでも思い出とともに飾って欲しいものです。

屏風は金屏風が中心でしょうか?

はい。ほとんどのセットが金屏風です。
橋本屋では高品質で気品のあるお人形にこだわり、皆様にご紹介しています。昨今ではきれいな絵柄がついた屏風を多く見るようになりましたが、いくら屏風が美しくてもその前に置くお人形の良さがそのせいで失われては意味がありません。中心のお人形に最上の演出がしてあげられるのが金屏風であると考え、飽きのこない気品のあるセッティングを心がけています。さらに、屏風は金色が基本色です。結婚式の新郎新婦の後ろには必ず金屏風が立てられます。結婚式以外でもいろいろなおめでたい席にも金屏風はなくてはならないものです。金色は古今東西太陽の色です。太陽の無限のパワーにあやかれるようにとお守りとしてのひな人形には最適です。また金色は豊かに実った稲穂を連想させるように、豊かさの象徴でもあります。

赤い毛せん飾りが多いように見受けますが?

はい。ほとんどのセットが赤色の毛せん飾りです。
おひな様の毛せんが昔から赤い色なのは「魔除け」の意味があるからです。おひな様を赤い毛せんで飾ることは当たり前のことなのです。詳しくは赤い毛せんで飾る理由をご覧ください。

絵入りの屏風や豪華な装飾が施されたような飾りはないのでしょうか?

はい。中心の人形の美しさを損なう恐れのある派手な屏風類は置かないように心掛けています。
世の中の多くのひな人形は、価格の高低にかかわらずサイズの大小にかかわらずお道具類の装飾が豪華に見えるようにセットされています。屏風を豪華に、ぼんぼりを豪華に、花を豪華に、そんな感じです。すると、個々の部品それ自体が自分の存在を主張し合い、全体にどうしても雑然としたものになってしまいます。
橋本屋では毛せんも無地、ぼんぼりも柄や金具のないもの、金屏風も外側の金具のないものを主に使ってセットしています。個々の部品は上質なものを使用し、主役の人形が引き立つと同時に全体のバランスを考え、気品を感じるシンプルで洗練されたセット組みを心掛けています。
これはお子様が成長し大人になっても自分のひな人形として愛着を持って末永く飾れる重要な条件でもあると考えています。

ひな人形はいくら位からあるのでしょうか?

屏風付きのセットですと約10万円から、逸品飾りで約8万円代からとなります。
量販店などではもっとお安いひな人形があります。これらは多くは中国や東南アジアで作られたものです。現在、私たちの身のまわりには中国や東南アジア製の衣料品・パソコンやタブレットなどのIT製品などがあふれています。これらは品質に問題がなければお安く手に入りますから消費者にとってはありがたいことです。しかし、ひな祭りは日本の伝統文化で、ひな人形はわが子が健やかに育ちますようにと(神社で神に祈るように)願う厳粛で神聖なお守りなのです。中国の風習なら中国のモノでかまいませんが、日本の風習文化である以上、日本に住む職人が日本の空気を吸って日本の水を使って作る人形だからこそ神が宿り、お守りとしての意味があると考えます。橋本屋のひな人形は純国産です。したがいまして、耐久性もデザインも総合的につくりのよい屏風付きのセットですと、やはり約10万円からとなります。本体飾りにすれば8万円代からお求めになれます。

人形処橋本屋のひな人形