人形処橋本屋の節句人形

  お節句の意味 人形処橋本屋のひな人形は? 人形処橋本屋の五月人形は?  

お節句の意味を尊重して、以下の4つの条件にあてはまる作品をお取り扱いしています。


大きすぎないこと


流行に左右されないこと


しっかりしていること


お守りの意味があること


本来、五月人形は祖父母や両親から与えられた一生のお守りですから、人形処橋本屋ではご購入いただいたお客様に末永くご愛好いただく為の、品揃え・飾り方・アフターフォローを心がけております。

鎧兜につきましては、美術甲冑師 力石鎧秀・力石甲人作の美しい鎧兜をご紹介しております。これらの鎧兜は鎌倉時代に祝賀の儀式や祭典に着用した晴れ着としての鎧兜を再現して作られていますので、色彩の美しさはもちろんのこと、造形の美しさ、そして編み目のきれいさに象徴される確かな仕事は、長年人形店として色々なメーカーを扱わせていただいた中で群を抜いており、安心しておすすめできる逸品でございます。

お人形につきましては、伝統工芸士 石川潤平、伝統工芸士 石川佳正作おぼこ大将、おさな大将を中心にご紹介しております。木目込み人形ならではの造形と仕草、卓越の筆仕事が生み出す優しい表情は他に類をみない素晴らしさでございます。

以下、人形処橋本屋の五月人形に対するこだわりです

五月人形はいつまで飾るものでしょうか?

最低でも一生お飾りいただきたいと考えています。
子供さんが幼いうちだけ、あるいは結婚するまで、とお考えの方が多いように見受けます。しかし祖父母や親からプレゼントされた一生のお守りですから、将来結婚しても我が子や孫の五月人形と一緒に二代飾り三代飾りしてもよいのです。また子供やや孫には両親や祖父母に対する感謝と尊敬の念を抱きながらいつまでも思い出とともに飾って欲しいものです。

伊達政宗などの有名戦国武将の鎧や兜はないのでしょうか?

はい。展示いたしておりません。橋本屋では鎌倉時代を中心とした鎧や兜をお取り扱いしております。
多くの方はご存じないのですが、鎧には「祝賀の鎧」と「戦の鎧」の2種類があります。
鎌倉時代の国宝甲冑が儀式や祭典に着用するための晴れ着であり「祝賀の鎧」です。そして戦国時代のいわゆる名将の鎧と呼ばれているものが「戦の鎧」です。
伊達政宗だけでなく、徳川家康や真田幸村など戦国時代の名将は知名度も高く、エピソードも多いためファンも多いのですが、あくまで大人の趣味の世界です。お子様の初節句に限って言えば「お祝いごと」ですからやはり「祝賀の鎧」がふさわしいと考え、鎌倉時代の国宝甲冑を参考に作られた色彩の美しい鎧や兜を扱わせていただいております。
関連ページ→力石作品とお節句の意味国宝鎧と戦国鎧の違い日本の甲冑の歴史人形専門店としてのこだわり

着れる鎧や被れる兜はないのでしょうか?

はい。人形処橋本屋では扱っておりません。
お節句は子供の健やかな成長を願って祈る厳かで神聖な行事です。着れたり被れたりという遊び感覚はおもちゃのことで、大切なお子様の一生物には到底なりえません。
関連ページ→人形専門店としてのこだわり

屏風は金屏風が中心でしょうか?

はい。ほとんどのセットが金屏風です。
橋本屋では高品質で気品のあるお人形や鎧兜にこだわり、皆様にご紹介しています。昨今ではきれいな絵柄がついた屏風を多く見るようになりましたが、いくら屏風が美しくてもその前に置くお人形や鎧兜の良さがそのせいで失われては意味がありません。中心のお人形や鎧兜に最上の演出がしてあげられるのが金屏風であると考え、飽きのこない気品のあるセッティングを心がけています。さらに、屏風は金色が基本色です。結婚式の新郎新婦の後ろには必ず金屏風が立てられます。結婚式以外でもいろいろなおめでたい席にも金屏風はなくてはならないものです。金色は古今東西太陽の色です。太陽の無限のパワーにあやかれるようにとお守りとしての五月人形には最適です。また豊かに実った稲穂を連想させ、豊かさの象徴でもあります。

緑色の毛せん飾りばかりですか?

はい。多くのセットが緑色の毛せん飾りです。
緑色は若葉の萌え出る色で強い生命力を表現するものです。また、若竹の色でもあり、若竹のようにすくすく真っ直ぐに育ちますようにとの節句の願いに通じる色です。黒台の場合でも下に緑の毛せんを敷きます。一年中美術工芸品として飾るときはケースに入れますが、節句の時期には緑の毛せんを敷いて飾るのがふさわしいと考えています。

弓や太刀は脇に飾ってもいいのでしょうか?

橋本屋ではセットにお付けしていません。
かぶとや鎧は身を守るもの(防具)でお節句の意味の一つであるお守りにふさわしいのに対して、弓や太刀は人を攻撃するもの(武器)なので一切展示していません。

五月人形はいくら位からあるのでしょうか?

屏風付きのセットですと約10万円から、本体飾りで約7万円代からとなります。
量販店などではもっとお安い五月人形があります。これらは多くは中国や東南アジアで作られたものです。現在、私たちの身のまわりには中国や東南アジア製の衣料品・パソコンやタブレットなどのIT製品などがあふれています。これらは品質に問題がなければお安く手に入りますから消費者にとってはありがたいことです。しかし、端午の節句は日本の伝統文化で、五月人形はわが子が健やかに育ちますようにと(神社で神に祈るように)願う厳粛で神聖なお守りなのです。中国の風習なら中国のモノでかまいませんが、日本の風習文化である以上、日本に住む職人が日本の空気を吸って日本の水を使って作る鎧兜であり人形だからこそ神が宿り、お守りとしての意味(ご利益)があると考えます。橋本屋の五月人形は純国産です。耐久性もデザインも総合的につくりのよい屏風付きのセットですと、やはり約10万円からとなります。本体飾りですと7万円代からお求めになれます。

人形処橋本屋の五月人形