お正月飾り展示販売


むさしや豊山作羽子板、「つづみ」

11月から12月末まで、羽子板(女子の初正月)、破魔弓(男子の初正月)を展示します。

羽子板が「女の子のお守り」という意味は...
羽子板で突く羽根に付いている黒くて堅い玉は、無患子(むくろじ)という大木の種です。読んでのごとく「子が患わ無い」という意味で、羽子板が無病息災のお守りになった由来です。また、羽根が病気を運ぶ蚊を食べてしまうトンボに似ていることから、子が蚊に刺されないように、つまり無病息災の意味につながったとも言われています。

羽子板の歴史は古く神社などで魔除けや占いの神事に使われていたと思われます。この羽子板がお正月の遊戯や贈り物に用いられたのは室町時代です。当時の「看聞御記」という書物には、永亨4年(1432年)に宮中で、「こぎの子勝負」という羽根突きが催されたことが記録されています。災厄を被い、幸福を祈る気持ちが込められた羽子板が、お正月の遊びや新年を迎える贈り物としてふさわしかったのでしょう。お正月に羽子板を飾ったり、女の子の初正月に羽子板を贈る習わしは、古くから伝わる魔除け、厄被いの意味によるものです。新年の幸福を祈ったり、誕生したばかりの赤ちゃんが、丈夫に、すくすくと育つようにとの願いを込めて飾ります。(羽子板の意味、由来は、むさしや豊山ホームページから引用させていただきました)

むさしや豊山 HP


最近は「振り袖形」などと呼ばれる板からはみ出た形の羽子板が販売されていますが、本来羽子板には「羽子板の形」がありその空間の中に踊りの表情表現がされているものが本流の羽子板と考えています(本流とは、流行ではなく将来にわたっても変わることのない本来の姿)。また本当の意味での職人もまた本流の羽子板しか制作していません。
橋本屋ではこのような美しい本流の羽子板をご紹介しています。

本流羽子板の作品例